私が選んだセカンドキャリアは「日本語教師」である。自分が生まれた「日本」という国を、そして「松永邦彦」という自分を、地球上に住む一人でも多くの人々に覚えていてもらえるようにこの仕事を選んだ。今はインターネットで「動画」も「文章」も瞬時に拡散できる時代ではあるが、私は個人的に、「直に」その人とふれあいたい、話したい。。。そう思って、選んだ仕事である。私のその願いは、今のところ日々かなっている。しあわせなことだ。
ここでは私と海外留学生たちの 何気ない日々の交流について記したいと思う。
僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を
さくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよ
どんなに苦しい時も 君は笑っているから
挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ
霞みゆく景色の中に あの日の唄が聴こえる
さくら さくら 今、咲き誇る
刹那に 散りゆく運命と知って
さらば友よ 旅立ちの刻
変わらないその想いを 今・・・
さくら さくら いざ、舞い上がれ
永遠に さんざめく光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう
さくら舞い散る道の上で・・・
( 2023/03/10 )
3月になったとはいえ、まだまだ朝晩は寒い。さくらの開花にはまだ時間がかかりそうだ。ならば、自分たちで咲かせよう。こうして、一人一人がクラスへの思いをさくらの花びらに書いて教室に咲かせた。自分たちが咲かせたさくらの木の下での記念撮影。
みんな 元気で。^^ ( 2023年 3月 )
人 それぞれ『推し』は千差万別。。。 でも共通点として、みんな『推し』から限りないパワーをもらっている。中には、その人の人生を変えることも… だからこそ、それを語る時、人は皆 無我夢中になる。その時、瞳が輝いている。何かに夢中になれるって素晴らしいことだよね。
話してもらいたいことを相手から聞き出すって難しいことだよね。だからこそ、「質問内容」にこだわらなくちゃ。言わなくてもいいことまで相手に言わせちゃうのが、インタビュアーの役目であり、それが『名インタビュアー』でもある。う~~ん、むずかしい… と、いうことで作戦変更。。。 聴きやすい人から聞くというのも一つの手だよね。ということで、いつも優しい安達先生にインタビュー。案の定、ピースサインで応じてくれました。^^
中級Dクラスのサッテジさん(スリランカ出身)が、戸田市主催のスピーチコンテストに出場した。異国の地に来てまだ半年しか経っていないのに、すごい度胸だと思う。そして、彼の大好きな『日本』を誰よりも丁寧に、かみしめるように3分で語った。そこら辺りにいるありきたりの日本人より、よっぽど日本人らしい心を持つ彼の一言一言は、会場の日本人たちの心にも染み渡っていたことだろう。
そして、彼は見事 スピーチコンテストに優勝した。
おめでとう サッテジさん。
( 2023年 2月 )
自分が好きなものについて「語る」時、みんな うれしそうに、楽しそうに話す。そう、みんなに伝えたいんだよね。自分が知っている「推し」のいいところを、すごいところをね。だから、みんな真剣。『いいね』 × 1000個 あげちゃうね。 ^^
カルタをやっていて、他人には絶対渡したくない「札」ってあるよね。例えば、自分の名前の初めの字とか… 真剣に取り合って、、、 あれ? 埼玉ポーズだけの人もいる!?
日本の正月の遊びのひとつに『福笑い』というものがある。目隠しをして、人の顔の部分、部分を描いてある顔の上にのせて、顔全体を完成させるゲームだ。見ている人たちが「右!右!」とか「もっと上だよ」とか教えてあげるのだが、目隠しをしているので、なかなかうまく顔をつくれない。できあがったヘンな顔を見て、みんなで笑うゲームだ。お正月からみんなで笑顔になれることって、すばらしいことだよね。と、いうことで みんなにチャレンジしてもらいました。^^ あれ? どの顔が一番おもしろい?
( 2023年 1月 )
昔々、日本と大陸は地続きだったということだ。でも、それはまだ「人間」が「人間」として存在していなかった頃だったらしい。それでも、日本人の祖先たちは、大陸からいろいろなもの・ことを取り入れ、学んできた。今日は それをちょっとだけひも解いてみよう。グループでまとめたものを リーダーに託す。
埼玉ポーズというのがある。自分の胸の前で手をクロスさせ、上向きに「OKサイン」を作る。やってみて!! 簡単でしょ?ちなみに「まる」は埼玉のシンボル『勾玉(まがたま)』、3本の指は埼玉の県鳥_シラコバトの翼を表しているそうだ。
それでは 皆さま そろってポーズ!
そして 「 よいお年を! 」
( 2022年 師走年の瀬 )
こんなにインターネットが進んだ時代に、手書きの年賀状なんてナンセンスだという人がいるかもしれない。でもね、これは永遠になくならない一つの正月『儀式』だと私は思う。なぜなら、それにはパソコン画面に映し出される活字にはない「温もり」があるから。さらには、書いている本人にしか味わえない「楽しみ」があるから。
そこで、『出した側も出された側も笑顔になれる年賀状制作』を教室でおこなった。ほらね。みんな楽しそうでしょ。^ ^
日本語学校の生徒たちが、『伊藤園 新俳句大賞』の『佳作特別賞』を受賞しました。(他 佳作入賞者が3名)
ほら、よく『おーい、お茶』のペットボトルのラベルに印刷されているアレですよ。194万6千句の中から選ばれた快挙です。(特別賞は2千句選ばれています)
スゴいです。 おめでとう。^^
日本人の『お辞儀』は、日本文化の特徴の1つといってよいだろう。この頃、日本人でも上手く出来ない人が多い。ふだんよくする
お辞儀だが、今日のものは『特別』だ。一生のうちでも、数少ない部類の「最敬礼」の1回だろう。皆、うまいね。感謝の念がこもってる。
( 2022年 3月吉日 )
面と向かって言えないことも、「思い」を綴って 相手に届けよう。だって、今、ここにいる大切な仲間と時間をともに出来るのは、ひょっとすると今日が最後かもしれないのだから。。。「字」には、その人その人の性格がにじみ出る。こうしてじっくり一人一人のメッセージに触れると、みんな「イイひと」だってことがわかる。。。
2022年3月4日(金)は、学生たちの旅立ちの日である。そして別れの日でもある。これまでの例から言って、クラス全員が揃う日は今日をおいて他にない。だから、一緒に学んだ友へ、恩師へ、、、全員に一言ずつ語ってもらった。みんな自信に満ちたいい顔をしている。みんな 流暢な日本語になったものだ。これでいい。。。
私の役目はこれで 一応終わった。。。でも、応援することは決して「終わり」にはしないつもりだ。みんなが桜の木の下で語ってくれた一言ひとことを 私は忘れない。
諸君、また いつかどこかで会おう。その日まで 元気で。
( 2022年 3月 )
今年度 最後の授業。。。 今日だけはマスクを外して、素顔を見せあおう。
そして 相手の顔を心に刻み込んでおこう。
学校内のスピーチコンクールがあった。テーマは「 私の挑戦 」である。今までの自分を振り返って語る者、将来に向けて現在の「我」を語る者、一人ひとりの個性が出ていて、実に興味深く聞かせてもらった。何しろエントリー7名中、6人が教え子なものだから・・・ 何よりも印象深かったのは、一人一人が「今の自分」としっかり向き合ったうえで、自ら持つ羅針盤をもとに、自ら進むべき方向を定めていることだ。これは 簡単そうでなかなか出来ないことだ。
北京オリンピックの演技の後で、フィギュアスケートの羽生結弦選手が「挑戦」についてこんな言葉を使っている。「挑戦」というのは、けっして「たいそうなこと」ではなく、日常生活の中のあらゆる場面にあることであり、だれもがそれに「挑戦」しているのだと。 結局のところ、羽生選手との違いは それを当の本人が「(挑戦だと)意識してやっているかどうか」だと私は思う。
羽生選手はこうも言っている。「明日の自分が「今日」を見たとき、胸をはって いられるようにしたい」と。「明日」のための「今日」。「今日」があっての「明日」。。。 そう… 「未来への挑戦」のために必要なことは、まぎれもなく「今日」を1日1日大切に生き抜くことの積み上げだと私は思う。
学生諸君、ぜひとも 明日の自分が「今日」を見たとき、胸をはっていられる自分になってほしい。 ( 2022年 2月 )
自分の中にある「何か」を相手に本当に心から伝えたいと思った時、「言葉」だけじゃなく、話しているその人の「気持ち」までが相手に届くことがあるよね。年が明けてから、B2クラスでは順番にプレゼンをしてもらっていますが、プレゼンする皆さんの「気持ち」が「言葉」のみならず、選び抜かれた数々の「画面」から、ひしひしと伝わって来ましたよ。ひとつひとつが、とても印象深いプレゼンだったね。忘れないよ。ありがとう。
( 2022年 2月 )
スピーチのテーマは「三十歳のきみへ(=10年後の私へ)」。幼い頃、「お金持ちになりたい。たくさんお金が欲しい」と思っていた少年は 次第に「お金を持つ意味」を知り、やがて求めていた「お金」は本当は「大事な人の笑顔」だったと気づいていく。大切なのは「モノ」ではなく「こころ/気持ち」なのだと。。。プロセスは違えど、4人ともとてもいいスピーチでした。
これからもいろいろな悲しみ、苦しみ、楽しみ、喜びを経験しながら新しい「自分」を見つけていく旅は続くことでしょう。 4人は10年後、時を隔てて出会う 10歳年老いた自分に 果たして満足するでしょうか。
( 2022 / 2月 )
新年、新学期が始まりました。^^
みんな 元気そうで何よりです。
今年も学生達から年賀状をもらいました。
ありがとうね。
みんな 絵が上手いねぇ。
年々 レベルが高くなっている気がします。
中には「字」も日本人より上手な人がいます。
(私の古い友人に 見せてやりたい)
新年、初めての授業ということで、
ひとりひとりに
「今年の抱負」を語ってもらいました。
コロナ禍が続く中ですが、
みんなの願いの実現のために
今年も 全力で
私は 皆さんを応援します。^^
( 2022 / 01 / 05 )
人には 誰しも忘れられない場所がある。
瞳を閉じれば、いつでもそこへ飛んで行ける…
そんな安らぎの場所が。。。
その場所について語る時、
人は皆キラキラした瞳になる。
初めてその場所に出会った
あの時と同じ瞳に。。。
そして笑顔になる。。。
みんな いい顔をしているなぁ。
さぁ、みんなにその感動を伝えよう。
みんな 話したくて
話したくてたまらない様子だ。
( 2021/ 7月 )
「出会い」があれば「別れ」もある
君たちと出会ったその日から、
この日が来ることはわかっていた
わかっていたとはいえ、
やはりいざ「その日」が来るとつらい
今日は自分の気持ちに素直になろう
みんなの気持ちも素直に受け入れよう
コロナウィルス、大地震、地球の温暖化…
地球上の不安なことを挙げれば、
枚挙にいとまがない
それでも 僕らは立ち向かう
この地球で 生きていく
風の未来へ… 僕らは 負けない
( 2021 / 03 / 05 )
みんなの顔に「安堵感」が。。。 砂漠を行く旅人がオアシスを見つけた時のような、ほっとした柔和な表情がどれも印象的。^ ^
この「卒業証書」をもらうために、2年間頑張ってきた。新聞配達をしながら…
今の時代、新聞配達という仕事を好んでやる者はあまりいないと思う。きつい割に時給はそれほど高くはない。そんな仕事を2年間継続して行いつつ、勉強もしたのだ。称賛に値する。この努力が実って 彼らの人生に幸多からんことを祈る。
( 2021 / 03 / 05 )
『ありがとう』という言葉がある。
日本語で相手に自分の
「感謝」の気持ちを表す言葉だ。
この言葉を 日本人である私は
今までに何度 言っただろうか…
人は人と関わりながら
生きていかねばならない。
だからなおさら
「ありがとう」という言葉は
大切に使っていかねばならない。
愛する人のために…
喜びを得るために…
そして
夢をかなえるために…
今日はクラスのみんなに
それぞれの「感謝の気持ち」を
書いてもらった。
何がうれしいって、
一人も脱落する者なく
全員がそろって卒業出来ることだ。
もうぅ、「ごくせん」の
エンディングじゃないけど、
夕日に向かって
みんなで走り出したい気分だよ。
( 2021 / 03 /04 )
ふ・ふ・ふ、誰だかわかる?
そうよ!
謎の美少女よ!
あ、カードに名前が…
「飛ぶ鳥 跡を濁さず」
さぁ 最後、きっちり勉強しようぜ。
… で、これ 何て読むんだっけ?
刻一刻と「別れ」のその時が近づいている。
でもさ、今は考えるのはよそう。
だって、みんなの「笑顔」が
そこにあるんだもの。
さぁ「カントリー・ロード」を
みんなで歌おう。
明日は 明日の 風が吹く…
ネパールのサンテェさんは ちょっとギターが弾けるとのことだったので、バトンタッチ。ネパールからの学生が多いクラスだったので、みんなノリノリ。。。やっぱりみんなで母国語で歌うのって気持ちいいよね。
コロナ禍なので、みんなマスクをとることはできないけれど、それでも「元気な声」と「気持ち」は聴いている人に届くものだよ。
ありがとう。 最高の仲間たち。
「コロナ禍」。。。
きっとこの言葉は、数十年後の歴史の教科書に載ることになるだろう。それとともに「リモート授業」ということばも載るにちがいない。こんなご時世にならなければ、生まれなかった言葉だ。直接学生たちに会って教えられないということが、教師にとってこんなにつらいものなのかと、つくづく思い知らされた。それでも学生たちの笑顔が救いだ。こんな時でも 笑顔でいられることって素晴らしい。そして心強い。きっと、「あの日常」が戻ってくることを信じて、前を向いていこう。
( 2021年 1月 )
今日のテーマは 「忘れられない先生」について。皆、一生懸命に、真剣に話してくれました。
それまで嫌いだった数学の楽しさ、面白さを教えてくれた先生…
放課後にピアノを教えてもらった先生…
怖いと思っていたら意外と面白く、いちばん優しかった先生…
同郷で自分の母親がわりをしてくれた先生…
いやあ、いろいろなお話を聞かせてもらいました。なんか聞いていて涙が出てきちゃうね。ありがとう。
皆さん いい先生に出会えてよかったね。日本でもそんな先生に出会えるといいね。
( 2021年 1/07 )
今日は今年 最後の授業。
みんなで年賀状を作った。
みんな楽しそう。。。
それぞれの個性が光っている。
今年は 本当にたいへんな一年で、
それも異国の地で、みんな苦労したと思う。
でも、みんなの元気な笑顔を見て安心した。
そうだよね。
笑顔で 仲間たちとともに歩もう。
そうすれば きっと きっと夢は叶う。
来年が みんなにとって
素敵な年になりますように・・・
( 2020年 12/24 )
今日の学習テーマは「将来のコンピューターの可能性」について。
これからコンピューターで何ができるか、何をさせるかをグループで討議してから発表した。
非常に 重いテーマだが、皆、しっかりとした考えを発表していた。
すごい! よくここまで2年で来たね。
これからの「地球の未来」を彼らに託す。
( 2020/冬 )
「臨時②クラス」、それがこのクラスの名前だ。コロナウィルス非常時のさなか、2020/11月に来日した学生たちだ。ほんとに、よく日本に来てくれたね。お疲れさん。たった4回の授業だったけれど、一生懸命 私の話を聞いてくれた。勉強熱心な姿がひしひしと伝わってくる。ここしばらく、こういう授業がなかったから、やっていて本当に感激した。シャツのプリント文字のとおり、本当に君たちは「希望(HOPE)」だ。来年、4月以降にまた会えるといいね。
( 2020/12月. )
課外活動で長瀞に行ってきました。県内にもたくさん言いところがありますなぁ。
今回は みんなで陶芸に挑戦!
どんな風に 出来上がるか?
果たして 結果は!?
みんな 素晴らしい作品だね。^^
進学先での面接を控えている学生が多い季節、スーツの着こなしの練習を兼ね、クラス内のベストドレッサーを選んでみました。みんなカッコよかったけれど、僅差でこの4名が受賞しました! おめでとう。みんな、キマッてるね。
( 2020/ 秋 )
※ 第1章『とはずがたり / わびすけ』の中に 「Overseas Students Ⅰ」があります。そちらもどうぞ…
https://wabi0916.jimdofree.com/overseas-students/
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